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対話コラム5 税理士に相談すべきか、経理判断で進めるべきかの境界線
- #経営分析
経理体制が整ってくると、
次に必ず出てくるのが、この悩みです。
「これは税理士に相談すべきか、
それとも経理判断で進めていいのか?」
「毎回相談するのも、違う気がして…」
👤 Finance責任者/社長
経理も慣れてきて、
日常的な処理は問題なく回っています。
ただ、
どこまでを経理判断で進めて、
どこから税理士に相談すべきか、
正直、線引きが分からなくて…。
🧑💼 BASE ONE
その悩みが出てきている時点で、
かなり良い状態だと思います。
👤 Finance責任者
そうなんですか?
「相談しすぎ」も「相談しなさすぎ」もリスク
🧑💼 BASE ONE
実は、
税務リスクが高くなりやすいのは、
この2つのパターンです。
- 何でも税理士に確認しないと進められない
- 逆に、ほとんど相談せずに経理判断で進めてしまう
👤 Finance責任者
どちらも、
心当たりがあります…。
🧑💼 BASE ONE
前者はスピードが落ち、
後者は**「説明できない処理」**が積み上がります。
境界線は「金額」ではない
👤 Finance責任者
金額が大きいものだけ
相談すればいい、という話ではないですよね?
🧑💼 BASE ONE
はい。
境界線は、
金額ではありません。
重要なのは、
**「説明できるかどうか」**です。
税理士に相談すべきサイン
🧑💼 BASE ONE
たとえば、
こんなときは相談した方がいいです。
- 前例がない、または処理方法が複数考えられる
- 契約内容と実態にズレがある
- 経理として「少し引っかかる」感覚がある
- 後から理由を説明する自信がない
👤 Finance責任者
なるほど…。
「説明できるか」で考えると、
分かりやすいですね。
経理判断で進めてよいケース
🧑💼 BASE ONE
一方で、
次のようなケースは
経理判断で進めて問題ありません。
- 過去から一貫した処理をしている
- 取引実態と契約内容が明確
- 処理の根拠が社内で共有されている
👤 Finance責任者
確かに、
その場合は迷いません。
🧑💼 BASE ONE
迷わない、ということ自体が
判断材料が整理されている証拠です。
「相談する価値」は、結果ではなくプロセス
👤 Finance責任者
相談して、
「問題ありません」と言われると、
少し気まずく感じることもあって…。
🧑💼 BASE ONE
実は、その相談が
一番価値があります。
👤 Finance責任者
え、どういう意味ですか?
🧑💼 BASE ONE
「問題ない」という結論に至るまでの
整理と説明のプロセスが、
後々のリスクを下げてくれるからです。
税務調査・DDで見られるのは「判断の跡」
🧑💼 BASE ONE
税務調査やM&AのDDでは、
こうした点が見られます。
- 誰が、どんな前提で判断したか
- 相談体制はあったか
- 説明できる整理が残っているか
👤 Finance責任者
「相談したかどうか」も
見られるんですね。
🧑💼 BASE ONE
はい。
一人で判断していない
という事実自体が、
リスクヘッジになります。
経理と税理士の、ちょうどいい関係
👤 Finance責任者
経理の役割を前提にして、
税理士とどう連携するか、
という話なんですね。
🧑💼 BASE ONE
その通りです。
経理がいる会社ほど、
処理は社内で完結させ、
判断は外部と整理する
という分業がうまく機能します。
👉 こんな会社に、特におすすめ
- 経理判断と税務判断の線引きに迷っている
- 税理士に相談しすぎている気がする
- 逆に、ほとんど相談できていない
- 「説明できるかどうか」で判断したい
- 税務調査やDDに備えたい
最後に
👤 Finance責任者
「相談していいか迷ったら、相談する」
くらいでいいんですね。
🧑💼 BASE ONE
はい。
その迷いがある時点で、
整理する価値があります。
相談するかどうかの境界線は、
“説明できるかどうか”。
それを基準に考えてみてください。
※本コラムは、税務調査や過去処理に関する考え方を
**BASE ONE税理士法人**への実際の相談事例をもとに構成しています。
実際の対応や判断は、会社の状況によって異なるため、
個別のケースについては専門家へご相談ください。